神奈川県の山岳行政に対する要望及び提言

平成25年6月10日 神奈川県知事 黒岩裕治殿

神奈川県山岳連盟 副会長 杉本憲昭
(NPO北丹沢山岳センター理事長)

 今、神奈川県の行政に対しあえて苦言を呈することを発信致します。
山岳行政に関する課題が山積みになっていますが、その中で次のことを提言致します。
1 秦野市二俣の登山訓練所の廃屋をどうするのか
神奈川県登山訓練施設が17年間放置されている。
周辺の廃屋の山小屋はボランティア等で整理されていくのに、
県が何の対策もしないのは無責任であるとの登山者の声に答えていない。
昭和41年に全国的な登山ブームを背景に神奈川県は神奈川県山岳連盟と共同し
秦 野市二俣地区に神奈川県登山訓練所が建設されましたが、
下名は当時、神奈川県山岳 連盟を代表し建設財務副委員長として建設に努力致しました。
平成8年に閉鎖されるまで30年間岳人として大きくかかわって参りましたが、
廃 屋として晒されているのは当時に建設にかかわった者として残念でなりません。
神奈川県秦野市戸川に新しく山岳スポーツセンターが設置され、
役わりが終わった今、早急に解体されることを望みます。

2 山での事故が多発する中で山岳地帯では携帯が通じず、
安全対策上、全県くまなく通話できる体制を構築することが必要ではないのか。

3 せっかく作った林道が機能していないところが多く、林道整備の課題を検討する必要 がある。
利用する人の立場に立つことが大事。行政の都合ばかり考える行政は必要ない。

4 陣馬山等の熊は奥多摩を生息地域としているが、そこでとらえた熊を丹沢山塊に話したと聞いている。
県単独の対応でなく、出没エリアに対する判断等東京都と広域的な相談が出来ないのか






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